主要ミネラル
カルシウム(Ca)99%は骨や歯を形成し、残りは血液をはじめとする体液、筋肉、神経などの組織に存在し、神経の興奮を抑制します。
(乳製品、小魚、海藻)
リン(P)90%は骨や歯を形成し、残りは血液中でリン酸塩として、血液の酸やアルカリを中和する働きをし、糖質などを代謝します。(肉類、魚類、卵)
ナトリウム(Na)体液中に存在し、細胞の外液の浸透圧を一定に保つために調整する働きをしたり、神経や筋肉の興奮を鎮める効果があります。
(食塩、醤油、味噌)
カリウム(K)血球や細胞の内液に多く含まれていて、心臓や筋肉の機能を調節する働きや、高血圧などの予防に効果があります。
(野菜、果物、豆類、海藻類)
イオウ(S)体内でタンアパク質やアミノ酸と結合して存在し、皮膚や髪、爪を作るために重要な成分です。(肉類、魚介類、牛乳、卵)
塩素(Cl)塩酸として、胃で、消化を促進する作用があります。(食塩)
マグネシウム(Mg)リン酸マグネシウムとしてカルシウムと共に骨や歯に存在し、その他は筋肉や脳、神経に存在し、約300種の酵素反応の関与。
(肉類、魚類、ほうれん草、大豆、ワカメ、昆布)
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微量元素
鉄(Fe)赤血球のヘモグロビン、筋肉中のミオグロビンや肝臓のフィリチンに含まれます。
(レバー、マグロの赤身、プルーン、ほうれん草)
亜鉛(Zn)広く細胞全体に存在しDNAやタンパク質の合成に関与し、細胞や組織の代謝に必須のミネラルです。(牡蠣、うなぎ、レバー)
銅(Cu)広く各種の臓器に存在してヘモグロビンの合成に関与し、貧血の予防や治療に鉄とともに必須のミネラルです。
(ほたるいかの燻製、するめ、レバー、牡蠣)
ヨウ素(I)甲状腺ホルモンの成分として関与し、発育の促進や基礎代謝を促進する働きがあります。
(昆布、ワカメ、いわし、サバ、カツオ)
セレン(Se)抗酸化作用がありビタミンEとともに働くと、お互いの効果が増し、抗がん作用や抗酸化作用があります。(わかさぎ、いわし、かれい、帆立)
マンガン(Mn)骨の石灰化に必要なミネラルで、骨の形成や、糖質や脂質、タンパク質の代謝に働く酵素の成分です。
(ライ麦全粒粉、玄米、大豆、緑茶、牡蠣)
コバルト(Co)ビタミンB12の構成成分で、悪性貧血の予防や、神経の働きの正常に保つ働きがあります。(レバー、肉類、魚介類、乳製品)
モリブデン(Mo)肝臓や腎臓の中のいくつかの酵素を助ける働きをする超微量元素で、糖質や脂質の代謝や、鉄の利用を高めて貧血を予防します。
(乳製品、豆類、レバー、穀物)
クロム(Cr)体にとって有用に働くのはクロムの中の3価クロムで、超微量で作用する必須ミネラルで、糖代謝を良くする働きがあります。
(野菜、穀物、肉、魚) |