脂質・脂肪酸の働きと効果
脂質は、たんぱく質・炭水化物(糖質)と並ぶエネルギー源であり、全身の細胞膜や神経組織、ホルモンの材料となる欠かせない三大栄養素です。
脂質を構成する「脂肪酸」には、体内で合成できない必須脂肪酸(オメガ3・オメガ6など)や、細胞膜の保全・消化に関与するコレステロール・レシチンなどがあり、良質な脂質を選んで適切に摂ることが健康維持に重要です。
◆ 体内での主な役割
- 効率的なエネルギー源:1gあたり9kcalと高いエネルギーを持ち、体温維持や活動の源となります。
- 細胞膜・神経組織・ホルモンの材料:コレステロールやレシチンなどが脳・神経系・全身の細胞膜をしなやかに保ちます。
- 脂溶性ビタミンの吸収促進:ビタミンA・D・E・Kの吸収を高めるサポートをします。
栄養成分(脂質・脂肪酸)一覧
主な脂質・脂肪酸と豊富に含まれる食品
🥚 脂質・細胞膜の材料(コレステロール・レシチン)
コレステロールは細胞膜や女性ホルモン、ビタミンDの材料となり、高すぎても低すぎても体に影響を与えます。
【多く含む食品】:卵黄、レバー、魚介類、大豆・大豆製品(レシチン)など。
🐟 オメガ3系不飽和脂肪酸(EPA・DHA・α-リノレン酸)
血液の流れを良くし、赤ちゃんの脳や視力の発達、アレルギーの抑制に大きく関与する重要な脂肪酸です。
【多く含む食品】:いわし・さば・かつお等の青魚、アマニ油、えごま油、クルミなど。
🫒 オメガ9系・オメガ6系脂肪酸(オレイン酸・リノール酸・アラキドン酸等)
悪玉コレステロールを低減させたり、体の生理機能を整えたりする働きがあります。
【多く含む食品】:オリーブオイル、アボカド、ごま油、大豆油など。
効果的な摂り方のアドバイス
💡 良質な油をかしこく選ぶポイント
- 熱に弱いオメガ3系(アマニ油やえごま油など)は、加熱せずドレッシングやスプーンでそのまま摂るのが効果的です。
- 加熱調理には酸化に強いオレイン酸豊富なオリーブオイルや米油を上手に活用しましょう。