危ない睡眠
人の眠りはノンレム睡眠とレム睡眠を
繰り返しますが、このバランスや深さが
悪くなった状態が異常な睡眠状態となり、
不眠(眠れない)や過眠(充分に眠っても眠い)
などをしばしば訴えるようになります。
異常な睡眠のことを睡眠障害と言います。
睡眠障害の大多数は眠気を訴えるため、
日常生活に支障をきたし、
快適な生活をおくれないだけでなく、
その眠気により社会的にも問題視されます。
この睡眠障害の多くは不眠症や
睡眠時無呼吸症候群に由来しています。
睡眠時無呼吸症候群とは
喉の奥が閉じて無呼吸を起こす(閉塞型 )
脳の中にある呼吸を命令しているところが
一時的に異常を起こし無呼吸となる(中枢型)
の2種類がありますが、
90%以上は大きなイビキを特徴とする
閉塞型の睡眠時無呼吸です。
睡眠時無呼吸症候群には、高血圧、高脂血症、
糖尿病といった生活習慣病を
高率に引き起こすことが知られています。
逆に、高血圧、高脂血症、糖尿病などの
生活習慣病になると、睡眠時無呼吸症候群を
伴いやすいことも明らかになりました。
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睡眠のメカニズム
睡眠にはノンレム睡眠と、レム睡眠があることは
知られていますが、これを一晩で数回くりかえす
ことが分かりました。
一般的にノンレム睡眠は体を休める時間、
レム睡眠は脳の情報を整理する時間と
いわれています。
レム睡眠時は脳が活動えをしているので
夢を見やすいといわれています。
このノンレム睡眠とレム睡眠がバランスよく
出現していることが良い睡眠といわれています。 |
睡眠時無呼吸症候群の改善
睡眠時無呼吸症候群ではその半数以上が
肥満を伴っています。
肥満のある方は減量にも心がけましょう。
また、生活習慣にも気をつけるようにしましょう。
減量・肥満を伴っている場合、運動や食事に
気を配り減量に心がけましょう。
アルコールの制限・夜寝る前の飲酒は無呼吸の
悪化の原因になります。控えるようにしましょう。
喫煙は気道の炎症を招くことがあります。
禁煙しましょう。
以上を心がけても改善されない場合は
医師に相談した方がいいと思います。
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