乳幼児育児と栄養百科
栄養素の働きを知って毎日の食事にお役立ち栄養辞典★

✨ ビタミンKの働きと効果 ✨

当サイトでは毎日の育児に忙しいママのための
お役立ち栄養辞典をご用意致しました。

生命を維持するためには栄養素が必要です。栄養素とは、ビタミン、ミネラル、タンパク質(アミノ酸)、脂質、糖質など健康維持に欠かすことのできない成分で、食べ物に含まれています。
栄養素の役割は、脂質・糖質・たんぱく質はエネルギー源となり、たんぱく質・ミネラルは体を構成する材料になり、ビタミン・ミネラルは体の調子を整える働きをします。栄養素の種類や働きを知って、毎日の食事にバランスよく取り入れることで健康的な生活をおくって下さい。

✨ ビタミンKについて

ビタミンKは、ケガをしたときなどの出血時に血液を素早く凝固させて止血を助けるほか、丈夫な骨の形成にも深く関与している脂溶性ビタミンです。

ビタミンDとともに骨の健康維持に欠かせない栄養素であり、骨にあるオステオカルシンというたんぱく質を活性化させてカルシウムを骨にしっかり定着させ、カルシウムが骨から溶け出して流出するのを防ぐ重要な働きを担っています。
🌿 2種類のビタミンK(K1とK2)
・ビタミンK1(フィロキノン):かぶの葉や豆苗、ほうれん草など、植物の葉緑体で作られる緑黄色野菜由来のビタミンKです。
・ビタミンK2(メナキノン):納豆やチーズなどの発酵食品に多く含まれるほか、体内の腸内細菌によっても合成されます。
🦴 骨粗しょう症予防&止血のダブルサポート
カルシウムを骨へと引き込み骨密度を保つため、将来の骨粗しょう症予防に大いに期待されています。また、正常な血液凝固因子をつくるため、毎日の健やかな血管・血液環境を支えます。

✨ ビタミンKが不足すると…

📉 出血傾向と骨密度の低下
成人では通常の食事や腸内細菌の働きによって不足することはまずありませんが、不足した場合は骨粗しょう症にかかりやすくなります。
また、血液凝固に時間がかかるため、鼻血が出やすい、ケガをしたときに血が止まりにくい、ちょっとした打撲で青あざ(皮下出血)ができやすいなどの症状が現れます。
🍼 赤ちゃんの育児メモ:新生児の「Kシロップ」投与
生まれたばかりの新生児や乳児は、腸内細菌叢が未発達で母乳中のビタミンK濃度も低いため、ビタミンK欠乏症を起こしやすい状態にあります。過去には新生児出血症や頭蓋内出血(脳出血)の重大なリスクが報告されていました。
そのため、現在の産婦人科や乳幼児健診では、予防として出産直後から定期的に「ビタミンK2シロップ」を飲ませるケアが標準化されており、欠乏による重篤な出血症状は防げるようになっています。

✨ ビタミンKが多く含まれる食べ物

  • 🍵 玉露茶・抹茶
  • 🌱 豆苗
  • 🥬 かぶの葉・小松菜・ほうれん草
  • 🍙 焼きのり・わかめ・海藻類
  • 🫘 納豆(K2が極めて豊富)
  • 🧀 チーズ・乳製品
※緑黄色野菜や海藻のほか、特に納豆にはビタミンK2が非常に豊富に含まれています。脂溶性のため、油を使った炒め物やおひたし(少量の油添加)にすると吸収率が上がります。