乳幼児育児と栄養百科
栄養素の働きを知って毎日の食事にお役立ち栄養辞典★

🍂 ぎんなん(銀杏)の栄養成分と健康効果 🍵

ぎんなんは、イチョウの種子で古くから薬膳や民間療法に用いられてきた滋養豊かな食材です。
栄養成分の補給だけでなく薬効としての期待が高く、肺を温めて呼吸を楽にするため喘息の改善やたん・咳止めに重宝されてきました。また、膀胱の筋肉を活性化して夜尿症や頻尿の改善にも効果があります。一般的には茶碗蒸しや天ぷら、塩炒りなどで風味を楽しみますが、生食は避け、適量を守って美味しくいただくのが基本です。

🌟 期待される主な効果・効能

🩸 高血圧予防 ⚡ 疲労回復 💪 滋養強壮 🛏️ 夜尿症・頻尿の改善 🧣 たん・咳止め 🫁 喘息の改善 ✨ 抗酸化作用

✨ ぎんなんの主な栄養パワー

🌸 カリウム(700mg・塩分排出&血圧降下)

種実類の中でもトップクラスのカリウム含有量。余分な塩分を排出して高血圧を防ぎ、むくみをスッキリ解消します。

🌸 カロテン(290μg・気管支&粘膜保護)

体内でビタミンAに変換され、呼吸器や喉の粘膜を丈夫に保護。喘息や風邪による咳・たんの症状を優しく鎮めます。

🌸 ビタミンC&E(抗酸化・血行促進)

ビタミンC(23mg)とE(2.8mg)の相乗効果で活性酸素を除去。血行を促して冷えを改善し、老化を防ぎます。

🌸 滋養強壮・エネルギー補給

炭水化物(38.5g)と植物性タンパク質(4.7g)を含み、少量で効率の良いスタミナ補給と体力回復を助けます。

📊 栄養成分表(生 可食部100gあたり)

⚡ エネルギー:187 kcal ※1μg(マイクログラム)= 1/1000mg
タンパク質 4.7 g
脂質 1.7 g
炭水化物 38.5 g
カリウム 700 mg
リン 120 mg
カロテン 290 μg
ビタミンE 2.8 mg
ビタミンC 23 mg

⚠️ 【重要】乳幼児・子どもへの与え方と中毒注意

  • 5歳未満の乳幼児・幼児には原則与えないでください:
    ぎんなんには「メチルピリドキシン(MPN)」という神経毒性物質が含まれており、ビタミンB6の働きを阻害して**ぎんなん中毒(嘔吐、けいれん、めまい、意識障害など)**を引き起こす危険性があります。肝臓の解毒機能が未熟な乳幼児には絶対に食べさせないでください。
  • 誤嚥・窒息の危険防止:
    丸くてつるんとした形状は気道に入りやすく窒息事故の原因になりやすいため、幼い子どもがいる食卓では取り扱いに十分注意しましょう。
  • 大人でも「一度に食べ過ぎない」適量を守る:
    大人の場合でも一度に多量摂取すると中毒を起こすことがあります。美味しく健康的に楽しむ目安は、大人は1日10粒程度までにとどめましょう。茶碗蒸しや天ぷらなど加熱調理していただきます。