💕 幽門狭窄症(ゆうもんきょうさくしょう)
飲んだミルクを噴水のように勢いよく吐き出してしまう病気が「肥厚性幽門狭窄症(ひこうせいゆうもんきょうさくしょう)」です。
主な症状の特徴や噴出性嘔吐、受診の目安、超音波検査や治療法(薬物療法・手術)について分かりやすく解説します。
👶 幽門狭窄症とは?
胃の出口にある「幽門(ゆうもん)」の筋肉が生まれつき厚くなり、胃の出口が狭くなってしまう病気です。
生後2〜3週間頃から生後2ヶ月頃の赤ちゃん(特に男の子や第1子)に多く見られます。胃の中に溜まったミルクが腸へ流れにくくなるため、激しく吐き戻してしまいます。
🌸 主な症状と特徴
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噴水のような激しい嘔吐(噴出性嘔吐)
授乳後、数分〜30分ほど経つと、飲んだミルクを勢いよくピューッと噴水のように吐き出します。吐いた後はスッキリした顔をして再びミルクを欲しがるのが特徴です。 -
体重が増えない・減少する
飲んだミルクが小腸へと流れず吸収されないため、体重が増えなくなったり減ってしまったりします。 -
お腹のしこりと波打つ動き(胃蠕動波)
みぞおちあたりにオリーブの実のような固いしこりが触れたり、授乳後に胃が大きく波打つような動き(胃蠕動波)が見られたりします。
🚨 病院を受診する目安(チェックリスト)
次のような症状が見られる場合は、早めに小児科を受診してください。
- 授乳のたびに毎回噴水のように激しく吐く
- おしっこの回数や量が減っている、おむつがあまり濡れない(脱水症状の疑い)
- 体重がなかなか増えない、あるいは減っている
- 皮膚や口の中がカサカサに乾いている、目が落ちくぼんでいる
🏥 治療法と経過
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超音波(エコー)検査での診断
超音波検査で幽門の筋肉の厚みや長さを計測することで、赤ちゃんに痛みのないスムーズな診断が可能です。 -
薬物療法(保存的治療)
症状が比較的軽度な場合や手術を避けたい場合は、幽門の緊張を緩和させる薬(硫酸アトロピンなど)の点滴や内服を行いながら経過を観察します。 -
手術療法(ラムシュテット手術)
厚くなった幽門の筋肉を切り開いて出口を広げる手術を行います。安全性が高く短時間で終わる手術で、術後数日で授乳を再開できます。
💡 パパとママへ
赤ちゃんは日常的によく吐くものですが、「授乳のたびに噴水のように遠くへ飛ばして吐く」「体重が増えない」といった場合は幽門狭窄症の可能性があります。受診時には吐いた回数や体重の推移メモがあるとスムーズですので、気になる症状があれば早めに小児科へ相談しましょう🌸