💕 そけいヘルニア(脱腸)
俗に「脱腸(だっちょう)」と呼ばれる病気が「そけいヘルニア」です。
足の付け根の膨らみなどの症状、腸が挟まってしまう危険な「嵌頓(かんとん)」状態のサイン、受診の目安や手術治療について分かりやすく解説します。
👶 そけいヘルニア(脱腸)とは?
お腹の中にある腸や腹膜の一部が、足の付け根(鼠径部:そけいぶ)にある隙間から皮膚の下へ飛び出してしまう病気です。
生まれつきこの隙間が閉じきっていないことが原因で、乳幼児によく見られます。男の子にも女の子にも起こる病気です。
🌸 主な症状と特徴
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足の付け根(股ぐら)や陰嚢のふくらみ
泣いた時、立った時、お腹に力を入れた時に、足の付け根(女の子の場合は大陰唇、男の子の場合は陰嚢)がピンポン玉のようにぷっくりと膨らみます。 -
横になると引っ込む(柔らかい膨らみ)
抱っこしてリラックスした時や、横になって眠っている時には自然と引っ込んで元の状態に戻ります。触ると柔らかく、押すと引っ込むのが特徴です。
🚨 病院を受診する目安(嵌頓:かんとん状態に注意!)
※飛び出した腸が隙間に挟まり戻らなくなる状態(嵌頓)は血流が止まり危険です。以下のサインが見られたらすぐに緊急受診してください。
- 膨らみが硬くなり、押しても引っ込まない・戻らない
- 赤ん坊が痛がって激しく泣き叫び、不機嫌が続く
- 膨らんだ部分が赤紫色に変色している
- 何度も嘔吐する、お腹が張っている
🏥 治療法と経過
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自然治癒の可能性
生後1歳頃までは、筋肉の発達とともに隙間が自然に閉じて治ることもあります。 -
手術療法(根本的な治療)
1歳を過ぎても治らない場合や、嵌頓のリスクが高い場合は手術を行います。飛び出している袋の根元を縛る安全な手術で、短期間の入院(日帰りや1泊2日など)で治療できます。
💡 パパとママへ
普段は「泣くと膨らむけれど、静かになると戻る」状態であれば慌てる必要はありません。ただし、おむつ替えの際などに「硬くなって戻らない」「痛がって泣く」といった嵌頓のサインがないか日頃から観察してあげましょう🌸