💕 熱性けいれん
急な発熱に伴って突然白目をむき、手足をガクガク震わせる「熱性けいれん」。
発作が起こる仕組み、症状の特徴、いざというときに慌てず命を守る正しい応急手当(時間計測・横向き・口に物を入れない)、救急車(119番)を呼ぶ目安について分かりやすく解説します。
👶 熱性けいれんとは?
生後6ヶ月〜5歳頃の子どもが、風邪や突発性発疹・インフルエンザなどの急激な発熱(主に38℃以上)に伴って起こすけいれん発作です。
赤ちゃんの脳神経はまだ未熟なため、急激な体温変化に脳が耐えきれず過剰な電気信号を出してしまうことで起こります。日本人の子どもの約7〜10%が経験する身近な発作で、ほとんどは数分(多くは2〜3分以内)でおさまり、後遺症を残す心配もありません。
🌸 主な症状と特徴
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突然の意識消失と白目
呼びかけても反応がなくなり、視線が上を向いて白目になったり、焦点が合わず一点を見つめて固まります。 -
手足の突っ張り・ガクガクとした震え
全身をピーンと突っ張る(強直性)、または手足を規則的にガクガクと左右対称に曲げ伸ばしする(間代性)発作が起きます。 -
顔色や唇の変色(チアノーゼ)
一時的に呼吸が浅く乱れるため、唇や顔色が紫色っぽくなることがあります。 -
発作後の眠り(睡眠期)
けいれんがおさまると、深い眠りに入ることが多く、しばらくして目を覚ますと普段どおりの機嫌に戻ります。
🚨 救急車(119番)を呼ぶ目安・受診の判断
すぐに救急車(119番)を呼ぶ目安
- けいれんが5分以上続いている
- けいれんが左右非対称(片方の手足だけが震えている、視線が片側に偏る)
- けいれんが治まっても意識が戻らない・呼びかけに全く反応しない
- 短時間の間に(24時間以内に)何度もけいれんを繰り返す
- 呼吸が止まったまま、顔色が真っ青で回復しない
診療時間内・夜間救急を受診する目安:
- 2〜3分で発作が治まり、意識がしっかり回復して顔色も良くなった(初めてのけいれんの場合は、他の重い病気がないか確認するため必ず受診しましょう)
🏥 けいれんが起きた時の正しい応急手当
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① 落ち着いて時間を計る(最重要)
発作が始まった時刻と、完全に治まるまでの「正確な分数」を時計で測ります。可能であればスマホで動画を撮影しておくと、医師の正確な診断に大変役立ちます。 -
② 安全な場所に「横向き(回復体位)」で寝かせる
周りの危険な物をどけ、平らな場所に寝かせます。吐いた物で窒息しないよう、顔と体を横向きに寝かせましょう。 -
③ 衣服をゆるめて呼吸を楽にする
首まわりのボタンやお腹のベルト、おむつをゆるめて呼吸を楽にしてあげます。 -
⚠️ やってはいけないこと(絶対NG)
・体を強く揺さぶる・大声で呼ぶ: 脳を刺激して発作を長引かせます。
・口の中に指やタオルを入れる: 舌を噛み切ることはありません。窒息やケガの原因になり極めて危険です。
💡 パパとママへ
突然わが子が意識を失って手足をガクガク震わせると、誰でも強い恐怖とパニックを感じてしまいます🌸
ですが、熱性けいれんのほとんどは数分で自然におさまり、脳に後遺症を残すことはありません。「時計を見る」「体を横向きにする」「口に物を入れない」の3つを守り、深呼吸をして落ち着いて見守ってあげてくださいね。