💕 外耳炎(がいじえん)
耳の穴の入り口から鼓膜までの通り道が炎症を起こす「外耳炎(外耳道炎)」。
綿棒による耳掃除のしすぎや水遊びが原因になりやすい理由、耳たぶを引っ張ると痛がる見分け方のサイン、中耳炎との違い、耳鼻科での治療と正しい耳のお手入れ方法について分かりやすく解説します。
👶 外耳炎とは?
耳の穴の入り口から鼓膜までの「外耳道(がいじどう)」という皮膚のトンネルに、傷口から細菌(黄色ブドウ球菌や緑膿菌など)や真菌(カビ)が入り込んで炎症を起こす病気です。
赤ちゃんの外耳道の皮膚は非常に薄くデリケートなため、親御さんが綿棒で奥まで強く耳掃除をしたり、子ども自身が指や爪で耳をほじったりすることで簡単に小さな傷がつき、そこから菌が繁殖して発症します。お風呂やプールで水が入った後にふやけて傷つくケースも多くみられます。
🌸 主な症状と見分けるサイン
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耳たぶを引っ張る・耳の穴の手前を押すと激しく痛がる
外耳炎の最大の特徴です。耳たぶを優しく後ろ上に引っ張ったり、耳の穴の手前にある軟骨(耳珠)を軽く押すと強い痛みで泣き叫びます(中耳炎ではこの痛みは出にくいです)。 -
耳の穴が赤く腫れる・熱を持つ
炎症によって耳の穴の入り口や内部が赤くパンパンに腫れ上がり、触ると熱っぽく感じます。 -
耳のかゆみ・しきりに耳を気にして触る
初期は強いかゆみが出るため、赤ちゃんがしきりに耳に手を持っていったり、枕に耳をこすりつける仕草をします。 -
耳だれ(分泌物)・悪臭
炎症が進むと、透明〜黄色っぽいサラサラまたはドロッとした分泌物が出てきて、独特の生臭いにおいがすることがあります。 -
発熱はほとんどない(微熱程度)
風邪症状を伴う中耳炎と異なり、高熱が出ることは通常ありません。
🚨 耳鼻咽喉科・小児科を受診する目安(チェックリスト)
- 耳たぶを触ったり引っ張ったりすると痛がって激しく泣く
- 耳の穴の入り口が赤く腫れていて、触ると嫌がる
- 耳から黄色い汁(耳だれ)が出ていて、においが気になる
- しきりに耳を掻きむしって血がにじんでいる
- 耳掃除をした直後から耳を痛がり始めた
🏥 治療方針と家庭での正しいケア
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耳鼻科での局所清掃と外用薬(点耳薬・軟膏)
耳鼻科で耳の中の分泌物や耳垢をきれいに吸引・清掃し、原因菌に合わせた抗菌薬や抗炎症薬の点耳薬(または塗り薬)を使用します。 -
耳掃除は「手前をやさしく拭く」だけで十分(最重要)
赤ちゃんの耳垢は自然に外へ排出される仕組み(自浄作用)を持っています。綿棒を耳の奥深くまで入れる必要は全くありません。お風呂上がりにタオルの端や綿棒で、耳の穴の入り口付近の水分を軽く拭き取る程度で十分です。 -
爪を短く切って掻き壊しを防ぐ
かゆみから爪で耳の穴をひっかいて悪化させないよう、子どもの手の爪は常に短く丸く切っておきます。 -
治るまで水が入らないように注意する
入浴時やシャンプー時は耳に水が入らないように注意し、治るまではプールや水遊びを控えましょう。
💡 パパとママへ
「耳垢がたまっていると可哀想だから…」と毎日念入りに耳掃除をしてしまう親御さんはとても多いですが、実は耳掃除のしすぎが外耳炎の最大の原因です🌸
赤ちゃんの耳は奥までいじらず、入り口をそっと拭くだけで大丈夫です。もし奥に大きな耳垢が詰まって気になるときは、無理に取ろうとせず耳鼻科で安全に取ってもらってくださいね。