💕 急性中耳炎
風邪をひいた後に急な高熱や激しい耳の痛みが出る「急性中耳炎」。
赤ちゃんがかかりやすい理由(耳管の構造)、言葉を話せない時期のサイン(耳をしきりに触る・夜中の激しい夜泣き・耳だれ)、耳鼻科・小児科での治療方針、再発を防ぐための鼻水ケアについて分かりやすく解説します。
👶 急性中耳炎とは?
鼓膜の奥にある「中耳(ちゅうじ)」という空間に、鼻や喉から細菌やウイルスが入り込んで炎症を起こし、膿(うみ)が溜まる病気です。
赤ちゃんの耳と鼻をつなぐ「耳管(じかん)」は、大人に比べて太く・短く・水平なため、風邪をひいて鼻水が出ると簡単に菌が耳の奥へ侵入してしまいます。乳幼児期に非常にかかりやすく、風邪の合併症として最も代表的な病気のひとつです。
🌸 主な症状と見分けるサイン
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急な発熱と激しい耳の痛み(夜泣き・不機嫌)
風邪の治りかけなどに突然38℃以上の熱が出たり、耳の激痛で激しく泣き叫びます。特に横になると耳に圧力がかかって痛むため、夜中に突然起きて泣き止まないことが多くみられます。 -
耳をしきりに触る・手で払う・頭を振る
言葉で痛みを言えない赤ちゃんは、痛む側の耳を何度も手で触ったり、引っ張ったり、頭を左右にブンブン振る仕草をします。 -
耳だれ(耳漏:じろう)が出る
中耳に膿が溜まりすぎて鼓膜に小さな穴が開き、耳から黄色い膿や血混じりの液体が流れ出て枕や耳まわりを汚します(膿が出ると痛みが一時的に和らぎます)。 -
機嫌が悪い・ミルクの飲みが悪い
母乳やミルクを飲むときにツバを飲み込むと耳に響いて痛むため、飲むのを嫌がってぐずります。
🚨 耳鼻咽喉科・小児科を受診する目安(チェックリスト)
- 風邪をひいている最中や治りかけに、急に高熱が出て激しく夜泣きする
- 耳をしきりに触ったり、痛そうに頭を振ってぐずり続ける
- 耳から黄色い液体(膿)や血液混ざりの耳だれが出ている
- 呼びかけや音に対する反応がいつもより鈍い
- 処方された風邪薬を飲んでいても熱が下がらない
🏥 治療方針と家庭でのケア
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抗菌薬(抗生剤)と鎮痛薬による薬物治療
炎症の程度に応じて抗菌薬の内服や点耳薬を使用します。夜間に痛がって泣き叫ぶときは、アセトアミノフェンなどの小児用鎮痛解熱薬(座薬やシロップ)を使って痛みを和らげてあげましょう。 -
鼓膜切開(膿が多量に溜まっている場合)
高熱や激痛が続く場合や薬が効きにくい場合は、鼓膜に極小の穴を開けて溜まった膿を直接吸い出す「鼓膜切開」を行うことがあります。切開した穴は数日〜数週間できれいに塞がります。 -
こまめな鼻水吸引(再発防止の最重要ケア)
中耳炎の最大の原因は鼻水です。家庭用吸引器や耳鼻科でこまめに鼻水を吸い取り、鼻の中を常にスッキリさせておくことが治癒と予防に直結します。 -
痛がるときの応急処置(耳の周りを冷やす)
冷たいタオルや保冷剤(タオルで包んだもの)を耳の穴の後ろ・周りに当てて冷やすと、痛みが和らぎます。入浴は血行が良くなって痛みが強くなるため、熱や痛みがある間は控えましょう。
💡 パパとママへ
夜中に急に激しく泣き叫び、耳を触って痛がると本当に慌ててしまいますよね🌸
急性中耳炎は痛みが強く出ますが、適切な治療を受ければ鼓膜の傷もきれいに治り、聴力への影響を残すことなく完治します。風邪をひいたときは「鼻水をしっかり吸う」ことを習慣にし、耳を気にする様子があれば早めに耳鼻咽喉科で鼓膜を診てもらってくださいね。