💕 内反足(先天性内反足)
赤ちゃんの足首から先が内側に強く曲がってしまう「内反足(先天性内反足)」。
子宮内での姿勢による「位置的内反足」との見分け方、標準的な治療法であるポンセティ法(ギプス矯正・アキレス腱切腱・装具療法)、早期治療の大切さについて分かりやすく解説します。
👶 内反足とは?
足首の関節や足の骨・筋肉・腱が縮こまり、足先が内側を向き、足の裏が内側や上側を向いて固まってしまう生まれつきの足の変形(先天性内反足)です。
約1,000人に1人の割合でみられ、男の子にやや多く、片足だけの場合と両足同時の場合があります。骨や関節が柔らかい生後早期(退院後すぐ〜生後数週以内)から整形外科で治療をスタートすることで、手術を行わずにきれいに矯正して普通に歩いたり走ったりできるようになります。
🌸 主な症状と見分け方のサイン
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足先が内側に強く曲がっている(内転・内反)
足の親指側が内側に向き、足の外側の縁が引っ張られて弓なりにカーブしています。 -
かかとが上がってつま先立ちの形になっている(尖足:せんそく)
アキレス腱が短く縮んでいるため、かかとが小さく上方に引き上げられ、足首を上に反らす(背屈する)ことができません。 -
手で正常な位置に戻せない(真性の先天性内反足)
手で優しく正常な足の形に戻そうとしても、関節や腱が硬く突っ張って元のまっすぐな位置に戻りません。 -
【参考】位置的内反足との違い
お腹の中での圧迫姿勢が原因の「位置的内反足」は、手で動かすと簡単にまっすぐ正常な位置に戻り、成長とともに自然に治ります。
🚨 小児整形外科を受診する目安(チェックリスト)
- 生まれたときから赤ちゃんの足先が内側に強く向いている
- 足首を手で優しく動かしても、足の裏がまっすぐ正面・下を向かない
- かかとが小さく引き締まり、足首が上に曲がらない(背屈できない)
- 産院の新生児健診や1ヶ月健診で「足の向き」「内反足の疑い」を指摘された
🏥 早期治療の流れ(ポンセティ法)
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① ギプスによる段階的な矯正(生後すぐ〜数ヶ月)
世界標準の治療法である「ポンセティ法」を行います。医師の手で優しく足を正しい位置へ誘導しながら、太ももから足先までギプスを巻き、週に1回巻き直しながら徐々に変形を治していきます。 -
② アキレス腱の小手術(経皮的切腱術)
足の向きが整った後、突っ張っているアキレス腱を局所麻酔でわずかに切開して緩め、かかとをしっかり下ろします(アキレス腱は数週間で自然に再生します)。 -
③ 装具療法(デニスブラウン装具)による後戻り予防
矯正が終わった後は、左右の靴がバーで連結された「デニスブラウン装具」を装着します。最初は一日中、成長に合わせて就寝時のみ装着し、4〜5歳頃まで後戻りを防ぎます。
💡 パパとママへ
生まれたばかりの赤ちゃんの足が内側に曲がっているのを見ると、とてもショックを受けたり心配になりますよね🌸
ですが、現在の内反足治療(ポンセティ法)は非常に進歩しており、生後早期から専門の小児整形外科で適切なギプス・装具治療を行えば、ほぼ100%に近い確率で普通に靴を履いて走り回れるようになります。焦らず主治医の先生と二人三脚で治療を進めていきましょうね。