💕 腎炎(急性糸球体腎炎)
喉の風邪やとびひの後に起こることが多い子どもの腎臓病「腎炎(急性糸球体腎炎)」。
溶連菌感染後に起こる仕組み、3大兆候(コーラ色の血尿・まぶたのむくみ・尿量減少や高血圧)、小児科での治療方針、安静や塩分管理の重要性について分かりやすく解説します。
👶 腎炎(急性糸球体腎炎)とは?
血液をろ過して尿を作る腎臓のろ過装置「糸球体(しきゅうたい)」に炎症が起こる病気です。
子どもに最も多いのは「溶連菌感染後急性糸球体腎炎」で、溶連菌による扁桃炎(喉の風邪)やとびひにかかってから1〜3週間ほど経った頃、細菌と戦った免疫の複合体が糸球体に詰まって炎症を引き起こします。
🌸 主な症状と3大サイン
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コーラ色〜茶褐色の血尿
尿に血液が混ざり、ウーロン茶やコーラ、赤ワインのような濃い茶褐色〜赤黒い色になります。 -
まぶたや手足のむくみ(浮腫)
朝起きたときに目の周り(まぶた)がパンパンに腫れぼったくなったり、足のすねを指で押すと跡が残るむくみが現れます。 -
尿量の減少と体重の急増
腎機能が低下して尿が作られにくくなり、水分が体内に溜まるため短期間で体重が増加します。 -
高血圧・頭痛・全身のだるさ
体内の水分量が増加して血圧が高くなり、頭痛や吐き気、顔色の悪さ、倦怠感を伴うことがあります。
🚨 病院(小児科)を受診する目安
至急受診(救急・当日中の受診)
- 尿の色がコーラ色や赤褐色になっている
- まぶたや手足がひどくむくみ、おしっこが半日以上ほとんど出ない
- 激しい頭痛、嘔吐、意識の低下、けいれんがある(高血圧脳症の疑い)
- 呼吸が苦しそう、ゼーゼーしている(急性心不全の疑い)
診療時間内に相談する目安:
- 喉の風邪やとびひにかかった数週間後に、顔のむくみや尿の色の異変に気づいた
- 幼稚園・保育園や学校の尿検査で「血尿」「蛋白尿」を指摘された
🏥 治療と家庭での過ごし方
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急性期の安静と入院管理
むくみや高血圧、尿量減少がみられる発症初期は、腎臓への血流を保ち負担を減らすために入院して安静を保ちます。 -
塩分・水分・タンパク質の制限
体内の水分や老廃物の蓄積を防ぐため、症状の重さに応じて食事の塩分や水分量を医師の指示通りに調整します。 -
定期的な尿検査の継続(完全治癒まで)
自覚症状が消えても、顕微鏡で見える微量な血尿や蛋白尿が完全に消えるまでには数ヶ月〜1年以上かかります。自己判断で通院を中断せず、定期検査を続けましょう。
💡 パパとママへ
喉の風邪やとびひが治った後に「おしっこの色が濃い」「朝の顔のむくみが気になる」ときは、迷わず小児科を受診しましょう🌸
小児の急性糸球体腎炎の9割以上は、急性期に適切な安静と血圧管理を行うことで後遺症を残さずきれいに完治します。焦らず医師と相談しながらじっくり治していきましょうね。