植物油について◆お役立ち栄養辞典◆食品の栄養/さ行

植物油はオリーブや菜種、落花生など植物の種子から抽出した油でリノール酸、α-リノレン酸、オレイン酸やビタミンEなどが含まれて、血液サラサラ効果が期待されます。

いろんな種類の植物油がありますので用途に応じて使い分けしましょう。

いずれも摂り過ぎには注意しましょう。

★サラダ油　　大豆油、コーン油、米油など2種類以上を混ぜ合わせた精製度の高い調理油で、リノール酸などの含有量は原料によって異なります。　

ドレッシングなどの生食や、炒め物などの加熱調理に使います。

てんぷら油には、加熱専用の調合油を使います。

★ごま油ごまから抽出した油で、リノール酸を40%前後含んでいます。炒め物の香り付けや、揚げ物にはサラダ油と混ぜると油ぎれがよくなります。

★なたね油菜種から抽出した油で、オレイン酸を50%以上含んでいます。

サラダ油の調合油にも使われています。炒め物やてんぷら油として使います。

★サフラワー（紅花油）紅花から抽出した油で、高オレイン酸精製油（オレイン酸70%以上）と高リノール酸精製油（リノール酸70%以上でリノレン酸も豊富です。）コレステロールは0です。

★オリーブ油オリーブの実から抽出した油で、オレイン酸70%を占めています。

中でもエキストラバージンオイル（オリーブの果実を搾ってろ過しただけの、化学的処理を行わない一番搾りのオイル）が最高でドレッシングやマリネなどや、加熱料理の仕上げの香りづけなどに使います。　

炒め物などの加熱料理には、バージンオリーブオイルと精製したオリーブオイルをブレンドしたオイルを使います。